専門知識やスキル、体力とともにコミュニケーション能力も看護師に重要なスキルです。
いくら専門的な知識やスキルを持っていても、コミュニケーション能力が乏しければ、現場で活躍することは難しいでしょう。
看護師は患者にとって一番距離が近い存在です。
外来患者にしても入院患者にしても、医師との間に入ってわかりやすく説明する役割を看護師は担っています。
しかし、患者の性格は人それぞれで、素直に指示を聞き入れてくれる人もいれば、頑なに拒否する人もいます。
とはいえ、看護師が個人的に苦手意識を持つと、それは患者にも伝わり、場合によっては治療を拒否されてしまうこともありるので、看護師は患者への接し方には十分に配慮しなければなりません。
辛い治療が続くと精神的に患者は不安定になりますが、そんな時に看護師から励ましの言葉をかけられると気持ちが楽になります。
そのため、患者が前向きに治療に臨めるように、看護師は上手くコミュニケーションを取り、信頼関係を築くことが仕事をする上で重要になるのです。
ちなみに、コミュニケーションの重要性は、なにも患者に対してだけではありません。
看護師は基本的に女性が多い職業であり、陰口や派閥などの問題が起こりやすくなります。
そのため、周囲とのコミュニケーションを疎かにして、孤立してしまうと集中攻撃をされる可能性が少なくありません。
ですから、誰とでも躊躇することなく話せるよいうに意識をして、同僚や先輩からの信頼を得ておくことも大切です。