看護師として働く上で欠かせないスキルの中に、自身のメンタルケアが含まれます。
患者のメンタルをケアをすることももちろん重要ですが、それ以上に自身のメンタルケアは欠かせません。
なぜなら、医師と患者の間に立つ看護師は、どうしても患者との距離が近くなるので、良くも悪くも患者から影響を受けやすいからです。
特に精神科勤務の場合はその傾向が顕著であり、精神状態が悪くなり、ひどく落ち込んだ患者の姿を間近で見たり、悩む家族に密に接することで、ネガティブな感情に捕らわれてしまいやすくなるといわれています。
ですから、負の感情に当てられていると仕事に支障が出てしまうので、仕事の悩みは先輩に相談したり、休日は好きなことをしてリフレッシュをはかるようにしなければなりません。
また、看護師は仕事柄、プライベートにまで仕事を持ち込んでしまうことも少なくないようです。
担当した患者の容態が思わしくないと、それが気になって眠れなくなったり、何も手につかなくなるという人もいます。
しかし、そうなると24時間仕事モードのスイッチが入りっぱなしの状態になるので、心身を休めることができなくなってしまいます。
そのため、看護師は仕事のオンとオフのスイッチを適宜入れ替えて、業務終了後は仕事のことは一切考えないようにすることもポイントです。
看護師は自分が心身ともに健康でなければ、患者に手厚い看護が行えなくなるので、自身のメンタルケアも十分に行う必要があります。